ゲーム

『Elder Scrolls Online』 ベータ雑感

ESOのベータテスト時の感想を書く。

※これは2014年3月のベータ当時の話です。当時は懸念材料だったバグの多さ、DMMによる公式日本語対応、月額課金の廃止やパッケージの割引などで悪い点はほとんど無くなってます。

雰囲気

ESO Beach
水が美しく、浜辺で寝たい

グラフィックはそこそこながらきれいに見せるのがうまく、かつ負荷も少なくて遊びやすい。

スカイリムほどの作りこみではないものの動植物やオブジェクトが多く雰囲気はとてもよかった。猿、羊、キツネ、犬、猫、鳥などの敵対しない動物やネッチやグアーなども多くいる。フィールドは全く狭さを感じさせなく、ただ単に広いだけで薄っぺらい世界ということもない。

見えない壁に阻まれて先に行けないといったことはなかった(沖に行くと魚に食い殺されるのはある)。岩場登って砦の裏から入るみたいなこともできる。

NPCも突っ立っているだけでなくて簡素ながらスケジュールにそって動いており、ちゃんと生活してる感があっていい。

世界はまさにTESそのものを作りこんである。

ゲームシステム

鎧の材料になる鉱石やエンチャントの素材の材料になるルーンなどの資源は早い者勝ち。

敵が落とすアイテムは早い者勝ちではないけど、武器や防具をめったに落とさない。
ほとんどが端したお金だけど自動採取(アクティベートしたら確認せずにインベントリに突っ込む機能)のオプションがあるので面倒くさがりでも煩わしくはない。

従来のTESシリーズのようにはインゴットやらほうきやら、鎧や剣やらあらゆるものを拾えるということはない。MMOでは難しいと思う。武器防具は買えない値段ではないけど買うと高い。

アイテムの入手が絞られていて、お金も手に入りにくいので慢性的に金欠になり、お金にちゃんと存在価値が出てくる。

生産

craft

そして、自分で生産できるものはお金がかからないので、料理・錬金術・鍛治などの生産行為が有用である。

防具や服などのデザインがいいので着せ替えが楽しめる。種族によってデザインが変わる。全キャラ共有できるBankがあるので別種族でも装備できる。

armorset

防具は耐久値があって性能が落ちてゼロになると壊れるらしいが、耐久値はかなり減りにくいのでオブリビオンのような大量にハンマー持ち歩く面倒臭さは全然ない。修理はお店で買うリペアキットかお店で直す。

探索

マップをくまなく探索したほうが有利になる。インベントリは重量ではなく、種類によって決まってるので素材集めしているとすぐにいっぱいになる。インベントリ拡張は可能だけどわりと高い。フィールドを素早く駆け回れる馬はそれ以上に高い。

ファストトラベルは有料でWaypointに飛ばされる。死亡時すると防具の耐久値が減って近くのWaypointに戻る。ソウルジェムを持っているとその場で復活できる。ソウルジェムはその場で倒れてる他のプレイヤーにも使える。このようにペナルティが緩いので安心して死ねる。

土地によって雰囲気がガラリとかわり探索が楽しめます。

strosmkai

strosMkai2
ドゥエマーも住んでいたStros M’kai

sleeping
お昼寝

これらのシステム面は相互にいい具合働きあっていて、探索の楽しさも加わってとてもいい要素になっていると思う。

クエスト

メインクエスト、道中や街で受けられるサブクエスト、ギルドクエストと従来のTESとほぼ変わらない。

ただ、いくつかのクエストをこなさないと次のマップにはいけない仕組みだ。厳密にはオープンフィールドではないけど、一つのマップが大きいのでそこまで気にならない。TESらしい変なクエストもあったりで楽しい。英語自体は簡単なもののテキスト量が多くてなかなか大変。

戦闘

1~5ボタンに割り当てるアクティブスキルとRボタンで使うアルティメットスキル、攻撃、防御、バッシュ、ドッジ、左右クリック同時で相手の特殊スキルを妨害のアクションがある。

相手の特殊スキルは溜めが長いし範囲が見える親切設計。ダブルタップで使えるドッジはレスポンスがいまいちでスタミナ消費が激しくて使いにくい。

当たり判定は適当でアクション要素が薄いかわりに遊びやすくなってはいる。AIはアホの子で行動パターンが多くない。足止まっていても戦闘できるので往年のMMOらしい。感覚的にはオブリビオンのほうに近い。

それと攻撃時はカメラシェイクのエフェクトが弱くかかるのでヒット感が出ていい。

スキルとクラス

クラススキル、種族スキル、武器・防具スキル、生産系スキルがある。

クラスはドラゴンナイト、テンプラー、ナイトブレード、ソーサラーと4つにクラス別れている。どのクラスでも装備は自由で、ソーサラー(魔法職)で両手斧持っても別に問題ない。

武器・防具はむしろ種族スキルの方に関わってきて、ノルドだと両手武器が得意とか、カジートは中装が上がりやすいなどがある。

武器・クラス別で取得できるスキルが違うのでわりと幅広くビルドを楽しめると思います。ただし、これでバランス取れるのかは微妙なところ。

スキルはレベルアップかSkyshardという3回見つけることでひとつスキルポイントを一つ得られる。そのスキルポイントでアクティブ・パッシブスキルをアンロックする仕組みだ。アクティブスキルは個別にも練度がある。片手剣を使えば片手のスキルレベルが上がり、木を伐採すれば木材加工のスキルが上がる仕組み。

モーション

移動時のキーレスポンスこそいいものの、かくかくした動きでちょっと違和感がある。攻撃はもっさりした動作であんまり腰の入った動きではない。

チャットにコマンドを入力することで使えるエモートのモーションは男女違和感なく使えて楽しい。

shakefist
全力応援 ソチオリンピック

inventoryopen
インベントリやマップみてる時は他のプレイヤーからはかばんあさってたり、マップを見ていてるモーションを取るので冒険している感じが出て面白い。

オンライン要素

クエストクリアするとそのクエストで出る敵や物はリスポーンしないので、クリアしたクエストは仲間と共有できず、見えない何かと戦う仲間を眺めるだけになってしまう。グループ内が未達成のクエストで進行度が同じでないといけない制約がある。バグではなくてそういう仕様のようだ。

特にパーティを組まなくてもその場で居合わせた同じクエストをやってる人は敵を倒してくれたり補助してくれる場合が多い。高性能AIを積んだ冒険者だと思って差し支えない。また、コミュニケーションを取る必要もない。

PvEのコンテンツはソロプレイでできる難易度にはたぶんなってると思う。難しい局面ではさすらいのプレイヤーに助けてもらうと楽だ。

何個アイテムを集めるとかの目標は個別に管理され、ボスを倒すなどは共有の目的になる模様。

はじめから友達とやる場合は、チャットは使いにくいのでボイスチャットあるといいかもしれない。

PvEだけでもかなりのボリュームがあり、パーティ向けのインスタンスダンジョンや各勢力の大規模戦闘のRvRもあるので、エンドコンテンツは豊富と思われる。

RvR

マップ中心にあるシロディールは多人数大戦ができるRvRエリアだ。しかし、砦の防衛戦は重すぎてまともに遊べずじまいだった。PCスペックや時間帯の問題もあるかもしれない。小規模の戦闘ならかろうじて遊べた。

ナイトブレードのシャドウスキルで一方的になぶられた… 逆もしかり。対人でもNPCでも一定時間見えなくなるのはかなり強い。

リスポーンも移動も近場の砦からで戦場まで結構歩かなくては行けないので、まともに遊ぶなら馬は持ってたほうが楽だ。馬はかなり値段が高いので、Imperial Editionの特典は嬉しいかも。

LakeRumare
懐かしのルマーレ湖。帝都にはまだ入れない模様

バグ

クエストに必要なオブジェクトにアクティベートできなかったり、必要なNPCがポップしなくて進まなくなるバグが多い。たいてい再度ログインすると直るけどそうではない場合もけっこうあった。

ポップしないNPCのまわりにワラワラプレイヤーたちが集まって歌ったり踊ったりして楽しんでる様子。

session
バグに対してよく訓練されているTESの民

ハマって抜けれない地形も多いのとか、足が埋まってるNPCとかもいる。ロード中にフリーズして再開すると空中でポップして落下死とかTESらしいバグも。

singasong
バグが起きるところは演奏会場

ただし、前回のベータから一ヶ月してもほとんど改善されず、「ヨシダアァァァ」って関係ないところにとばっちり受けないか心配である。

missing
ヨシダァァァ!!

まとめ

開発※は違えど想像以上にTES世界をそのままオンラインゲームにした印象。
※開発はZenimax Online Studioで中心メンバーはDark Age of Camelotの元開発者たち。TESシリーズを手がけてきたBethesda Game Studiosではない。

PvEだけでもそのままオフラインのゲームとして出せる程度の世界とクエストで、じっくり時間とお金をかけて作ってある。

ただし、それ以外はこれといって特筆するようなこともなくてTESファン以外はあんまりやる価値がないとも思う。それとクエストこなすだけならマーカー追っていけばなんとかなるものの、その世界が面白いだけに言語の壁は結構大きい。※
今はDMMによるローカライズのおかげで言語障壁がなくなった。TES未プレイでもおすすめだ

サーバー選択がないなど、MMOはちょっと…と敬遠される部分は意識させない作りになってるのも良い点だとは思うけど、それならクエスト等は進行度揃えなくても、もっとモダンに難易度も自動で合わせてくれるようなもっと気軽にCOOPできる作りだとよいなと思った。

内容は悪くはないし楽しめたけどもこの内容で正直言ってパッケージ代$60+毎月$15は高い。すでに膨大にゲームがあって、Steamで安く買える時代である。
今は月額が廃止されて(優待で月額課金あり)、パッケージの値段も安くなった。

サービス開始からみんなでワイワイ・あーだこーだ言いながらやるのが楽しいとは思うけど、ベータとはいえ深刻なバグも多くてコンテンツが成熟してからまったりやるのもありかなとは思う。

higebozu
ヒゲ坊主いっぱい

ちなみに私は探索欲求はベータでだいぶ満たされてしまって、ベータで得たネタを元にmod作成欲求のが高まりつつあるので正式版で遊ぶかどうかは予定は未定だ。