Mindustryはタワーディフェンスゲームに工場最適化の名作「Factorio」のようなリソース管理をシンプルに落とし込んだ完成度の高いゲームだ。
元々スマホアプリでスマホ版は無料なのでそちらで体験するのもオススメ。操作は画面も広いしPC版のほうがやりやすい。
Mindustryのゲーム性
Mindustryは一定のウェーブごとに敵が送り込まれて来て、ウェーブが増えるごとに敵は強くなる。Factorioのメインコンテンツは「効率化」なので敵はおまけ程度でしかないが、Mindustryの場合はボスが出てくることもある。
敵はコアを目指してやってきて、コアが破壊されれば負けとなる。特定のウェーブ(大体10~15ウェーブごと)まで進めると脱出可能になり、そのマップはクリアとなる。脱出しないで粘ることでより資源を集めることもできる。コアに集めた資源は持ち帰ることができ、次のステージの積み荷にしたり、テックツリーで新しい施設をアンロックするために使用できる。
マップは固定で、特定の条件を満たした場合に次のマップがアンロックされる。例えば前のマップで「10ウェーブ達成」や「発電機をアンロック」などの条件を満たす必要がある。一度クリアしたマップはリセットされ、はじめから組み直す必要があるが、ある程度のウェーブをクリア済みなら積み荷の設定から資源を多く持ち込むことができる。
このウェーブを生き残って資源持ち帰り脱出、マップ開放と技術アンロックのサイクルがよくできている。マップが進むにつれて獲得できる資源や施設が増えるのが単純に楽しい。そして、マップによって資源配置が異なるので毎回違う戦略を試行錯誤できる。キャンペーンは全部で12マップだが、なかなかやりごたえがあるのだ。
防衛だけでなく敵のコアを破壊する目標のマップもある。プレイヤー機で敵の補給線を断っておいて、ユニットを送り込んだり防衛とは違った楽しみがある。
生産要素はFactorioより単純だ。Factorioは出し入れにインサータというロボットアームを設置するが、Mindustryでは生産施設とベルトを繋げば勝手に排出する。この性質が意図しない資源が混じるリスクもあるのだが「ジャンクション」という交差した場合は一方向にしか進まないブロックを設置すれば防げる。ベルト同士で交差すると自動でジャンクションが設置されるのも便利だ。
ドリルやタレットは水を送り込むことで冷却され、かなり効率がよくなる。水が必要な施設も効率が良いので通常の生産ラインに加えて水のラインをどう組むのかが重要な要素だ。
通常のプレイ以外にもPvPやカスタムマップもあるが、定石が定まるとやや単調になってくる。しかし、低価格でライトなゲームなのだからこれで十分である。
Mindustryのtips
ライン構築の参考になれば。
混入防止
下記のようにドリルとベルトが隣接してしまうと混入してしまう。
ジャンクションはその先が行き止まりの場合は排出しない性質があるので、上記の場合は2つ繋げて設置する。
2種類の素材の分け方
2種類の素材を4レーン以上に分ける場合、ジャンクションとルーターを交互に置くことでできる。直にルーターと生産設備をくっつけると生産したものが逆流してしまうので、かならず1マス分はベルトで繋ぐ。
このやり方のいいところは繋いでいけば増やせる。
搬入口をさらに増やせる。
3種類以上を分ける
スラグを分離機にかけるとランダムで4つの素材が取り出せる。これらはサージ合金を作るのに使えるが、まずは素材ごとに分ける必要がある。指定素材以外を横に排出するソーターとジャンクションを組み合わせて実現できる。黒鉛はサージ合金には要らないのでソーターで指定せずに一番外に排出させる。
Mindustryの攻略
レベルデザインが優れてるのでやっていくうちにやり方を覚えていくと思うが、知りたかったことなどを掲載する。
開始前に次のステージの解放条件をまず確認しよう。大抵はどこまでウェーブを生き残ればいいか書いてあるのでそれをプレイの目安にする。
生産
大体は以下の流れになると思う。
銅→鉛→黒鉛製造→チタン→電気→シリコン製造→トリウム→その他
立ち上げから黒鉛製造までは素早く行いたい。手持ちの銅や鉛が足りなくなったら、コアの付近で手動堀りがオススメ。実はかなり早い。
ガラスはチタン以降どこかで生産しておきたい。数は必要ないので溶解炉は2つ以下で大丈夫。
テックツリー
マップ開放の条件になっているものは重要な施設でもあるので優先的に開放する。
左上は輸送関連、左下のドリル関連は効率よく資源獲得できるようになるので優先して開けていく。逆に右下の機体換装関連はクセが強いので後回しでOK。
「発射台」に積み込むことでコアに入れて持ち帰らなくても資源を回収できる。発射すると即時手持ち資源に反映されるので、メニューのテックツリーからプレイ中でもアンロックできる。
戦闘
1ウェーブで敵の侵攻経路を確認する。大体の防衛ポイントを決めて、近場の銅でデュオを複数と銅壁を置く。防衛は基本的に砲台任せ。ユニットは要らない。経路を完全に塞ぐとルートを変えるときもあるので、敵の出現ポイントギリギリで守ってもいい。
最序盤はデュオ大量置きでもいいが、単発攻撃で射的が短いため敵の数が増えると処理しきれない。まだテックツリーの開放進んでいない序盤のうちは、ヘイルかアークに乗り換えよう。これらは対空に攻撃できないので必ずスキャッターを置く。
ぐるぐる戦法
敵の周りをぐるぐる回るだけで、ターゲットをそらすことができる。敵の回転と弾速よりプレイヤー機(初期機体)のほうが早い。当たらなければどうということはない。その間に砲台に攻撃してもらうことで撃退する。ボスでも通常敵でも有効だが特に一部のボスでは必須テクニック。
オススメ砲台
まずは対地のランサーと対空のスキャッターがオススメ。
ランサー。まとまった敵を貫通できるビームで一網打尽にできる。弾が不要で電力だけで済むし、序盤から中盤あたりまでは主力の砲台になる。
スキャッター。唯一の対空専用砲台だがコストの割に性能は申し分なく、最後まで使っていける。鉛やスクラップにドリルに隣接する置き方でもいいのが楽。銅を弾にできて設置コスト安いデュオやサルボーでも良さそうだが、弾速が遅くて対空性能は期待できない。
リップル。ヘイルのほぼ上位互換。砲台の中では最長射程でさらに壁を超えて射撃できるので、敵のコアを破壊するマップで活躍できる。射程外にリップルを置いて、そこから防衛ラインを構築すれば敵の施設を一方的に破壊できる。他の上位の砲台でも使う黒鉛を弾にできる。
ヒューズ。対ボス用兵器。ショットガンのような散弾で、近距離で当たると凄まじい火力を叩き出す。対空にも使えるのが嬉しい。ターフィールズやオーバーグロウスなどの強ボスが出るマップで真価を発揮する。弾は黒鉛オンリー。
メルトダウン。電気系最強砲台で貫通ビームですべてを蒸発させる。初動が遅いのが欠点でなるべく冷却水を用意したい。生産が大変なサージ合金は必要だが石油がないと作れないプラスタニウムが不要なのも地味に嬉しい。これと双璧なすスペクターは単発攻撃でボス向き。
マップの攻略
ター・フィールズ
全資源と石油が取れ、マップも広いので素材集め向きだが、31ウェーブで出てくるボスのリッチが強い。ある程度距離を取りつつボスの周りを回転しながら攻撃することである程度誘導できる。入り口付近にヒューズを複数台置いて、そこに突っ込ませると一瞬で倒せる。
オーバーグロウス
一番難しいマップ。30ウェーブ目から出てくるボスのエラディケーターの恐ろしい火力と射程に一瞬で溶かされていく。対処にはぐるぐる戦法が必須で、30ウェーブまでにヒューズ複数台を用意したい。そのためトリウムは早めに集めておく。しかし、ウェーブの進行が早い上に道が狭く、壁を破壊したりすると敵の経路が変わる。60ウェーブになるとボスが2体出てきて手のつけようがないので、はやめに敵のコアを破壊したい。
ディサレット・リフト
1ウェーブから大量に敵が出る。2ウェーブからは航空機ボスが出る。1ウェーブ時点でなるべく壁を構築してスキャッターとランサーを揃えておく。幸い電気はサーマル発電が使えるので積極的に活用したい。
実績
Blitz
5ウェーブ以下で敵のコアを破壊してクリアする。
ファングルパスで積み荷設定で資源多めに持ち込んで、最長射程であるジャベリンに乗り換える。最深部の敵の防衛施設を全部破壊して、コアに命中させにくいので初期機体に戻ってコア破壊。中央部にもコアがあるのでそれも破壊。
Lone Guardian
10ウェーブまでいかなるブロックを設置しないで生き延びる。
グラウンド・ゼロで引き撃ちしていれば達成できる。
Unvanquished
500ウェーブまで生き残る。
グラウンド・ゼロなら敵の種類はボス以外は増えないので弱いが数は最大700体と戦うハメになる。すべてのテックツリーを開放したあとがオススメ。少なくともメルトダウンはあったほうがいい。
マップ上トリウムが取れないが、スクラップを融合機でスラグに、スラグを分離機にかければチタンは取れるし、サージ合金は作れる。たくさん資源を持ち込めば防衛は大丈夫だが、根気が必要。
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