コンティニュー時CTDについて

コンティニュー時CTDとはゲームを起動して初回のコンティニュー時に発生するクラッシュのことです。Foot IK bugまたは初回ロード時CTDとも言います。

確実な回避方法

以下のmodを導入してください。SKSEプラグインのみで導入するだけで解決できます。

コンティニュー時のCTD対策mod Load Game CTD Fix

要：SKSE

原因について

わかってることは以下のとおりです。

• FNISと大量の数があるモーションMod(pinup poserなど)を入れると起きる
• FNIS単体でクラッシュしない
• クラッシュは確率。1回失敗してから2回目でうまくいく時もうまくいかない時もある
• ロードするデータで同一セル内にNPCが一人もいない場合はクラッシュしない
• 同一セル内にNPCが多いほどクラッシュしやすい
• 上記の問題ないデータをロードしてからNPCがいるデータをロードしてもクラッシュしない
• バニラ以外のbehaviorファイル数が多いほどクラッシュしやすい
• 負荷の問題では無いのでスペックは関係なく起きる
• NewGameではじめて種族選択のところのセーブではなぜか落ちない

FNIS+大量の数があるモーション+セーブのセルにNPCがいる状況以外では基本的には起きません。問題を切り分けるためにData\Meshes\actors\character\behaviors\0_master.hkxを抜いてみてください。それで改善する場合はFNISの問題です。それ以外は何か別の問題です。

0_master.hkxですが、モーション制御の親になっているもので、これのモーション制御を行うのはBehaviorファイルと呼ばれていて、モーション間のブレンドや本体とモーションファイルの橋渡しなどの役割をしています。

0_master.hkxがすべてのモーションの制御をしているわけではなくて、キャラクターの状態によって直接の子である各behaviorファイルに 分岐してます。

例えば、SprintBehavior.hkxはスプリント中のモーションを制御してますし、Blockbehavior.hkxは防御中 のモーション制御をします。

FNISはモーションを追加するためにまず0_master.hkxからFNISRoot_Behavior.hkxに分岐させます。

そこからまた各ポーズやモーションのModのBehaviorファイルに分岐する仕組みです。
FNISRoot_Behavior.hkxを分岐させないとCTDは起こらなくなりました。でもFNISの機能は使えません。

で、仮説を立てます。はじめはFNISRoot_behaviorの分岐のさせ方に問題あるんではないかと思いました。記述にミスは見当たらず、書き換えて色々実験しても改善せず…

色々助言を頂いてるkapaer(かぱえる)氏に相談してみるとバニラには孫のbehaviorファイルがなくて、適切に読み込みができてるかどうかのチェックができるのは子まで、孫は対応してないからじゃないかとのこと。
セーブをロードする前、起動時に子までは読み込んでいて、バニラだと孫の位置にあたるのはモーションそのもののファイルなので必要になってから読み込むからとも。
となると、孫の関係にbehaviorファイルが配置されているのが問題なので0_master.hkxにFNISRoot_behaviorに書き加えればCTDの問題はなくなるはずです。

FNISの作者Fore氏にはまったくCTDが起きてないそうです。たしかにFNISとFNISのサンプルのみの場合で検証するとCTDはおきませんでした。

ここから考えられるのは単純にモーションの量の問題ということです。代表的なポーズModのPinup Poser Sは800ぐらいのポーズが追加されます。これを半分に減らして400ぐらいにし、比較的落ちやすいホワイトラン内で10回中1回ぐらいには減りました。

追記：Load Game CTD Fixがリリースされて原因が分かりました。スカイリムにはデータの保護機能であるミューテックスがありません。バニラだと問題ありませんが、大量にデータがある状態だとエラーになってしまいこのクラッシュになるそうです。