スカイリムの公式mod作成ツールであるCreation Kit(通称CK)を改良するmodの紹介。SE版のCKのみです。
プラグインのロード高速化が特に便利です。SE版CKはLE版CKより遅くて使いにくいと感じる方にオススメ。
SSE CreationKit Fixesの導入
ダウンロード:SE版
CKの要求バージョン:1.5.3.0 か 1.5.73(最新)
要:Microsoft Visual C++ 2019 Redistributable (x64)
ダウンロードしたファイルを展開します。以下の4つのファイルをSkyrim Special Editionフォルダ直下に移動します。
tbb.dll
tbbmalloc.dll
winhttp.dll
tbb.dllとtbbmalloc.dllが既にある場合は上書きします。SSE Engine Fixesにも含まれるライブラリで互換性あります。CK Fixesに含まれてるほうが若干性能が上。メモリ機能に使います。
導入は以上です。あとはいつもどおりCreationKit.exeを起動するだけで自動的に反映されます。起動時にエラーが出て、起動できない場合はMicrosoft Visual C++ 2019 Redistributable (x64)をインストールしてください。
SSE CreationKit Fixesの設定
SSE CreationKit Fixesを設定するにはskyrim64_test.iniを編集します。
基本的にデフォルトで問題ありません。無効にする場合はfalse、有効にする場合はtrueに書き換えます。
実験的[Experimental]な機能はCKの速度アップさせます。ただしまったく変わらない場合も、クラッシュが増加する場合もあります。
[CreationKit]
CK全般に関するカテゴリ。
IOPatch=false
[実験的な機能] ファイルロードを高速化します。
ThreadingPatch=true
[実験的な機能] スレッドの優先順位を変更します。
RefrHandleLimitPatch=false
[実験的な機能] リファレンスハンドルの制限値を2倍にします。”OUT OF HANDLE ARRAY ENTRIES”エラーが出た場合は有効にしましょう。
GenerateCrashdumps=true
CKがクラッシュしたときゲームフォルダにダンプファイルを生成します。
SteamPatch=true
CK起動中にSteam上でゲーム中と表示するのを防ぎます。
MemoryPatch=true
ベセスダのメモリアロケータ(メモリ割り当て)をより効率的なTBBMallocに置き換えます。
NavMeshPseudoDelete=false
三角ポリゴンを削除せずにナビメッシュから削除する(?)
AllowSaveESM=false
マスターファイルを直接保存できるようになります。「データファイル」ダイアログでアクティブなファイルとして設定できます。ただし、バージョン管理情報を破壊します。
AllowMasterESP=true
保存中にESPファイルがマスターファイルとして動作するようにします。
SkipTopicInfoValidation=true
Topic Infoの検証をスキップしてプラグインの初期ロードを高速化します。LE版並に速くなります。
DisableAssertions=false
アサーションメッセージポップアップを削除します。(非推奨)
UI=true
警告ウィンドウを、邪魔にならないログウィンドウに置き換えます。また、「Extension」メニューをメニューバーに追加します。
RenderWindow60FPS=false
レンダーウィンドウを16フレーム/秒ではなく、常に60フレーム/秒で描画するように強制します
FaceFXDebugOutput=false
LIPファイルの生成時に詳細なログ出力を有効にします。
DisableWindowGhosting=false
特定のタスクの実行中に「応答なし」オーバーレイを無効にします。
WarningBlacklist=false
[CreationKit_Warnings]に設定したエラーログを非表示にします。
[CreationKit_FaceGen]
CKでの顔出力のカテゴリ
DisableAutoFaceGen=true
プラグイン保存時にfacegenデータが作成されないようにします。
DisableExportDDS=false
dds形式でのtintファイルの書き出しを禁止します。
DisableExportTGA=true
tga形式でのtintファイル(個別の化粧+顔色テクスチャ)の書き出しを禁止します。
DisableExportNIF=false
nif形式のfacegenメッシュの書き出しを禁止します。
TintMaskResolution=512
tintファイルの解像度を設定します。
[CreationKit_Log]
ログに関するカテゴリ
Width=1024 ; ログウィンドウの初期横幅
Height=480 ; ログウィンドウの初期高さ
Font=Consolas ; システムフォント指定
FontSize=10 ; フォントサイズ
FontWeight=400 ; フォントの太さ設定。Light (300), Regular (400), Medium (500), Bold (700)
OutputFile=none ; ログ出力をファイルに出力します(例:log.txt)。低速のハードドライブではUIが遅延する可能性があります。無効にするには値を「none」に設定します。
いつもお世話になってます。
LE版の powerofthree’s Papyrus Extender を使うのに必要だったので VC_redist.x86.exe をダウンロードしたのですが、実行するだけでいいのでしょうか?
他に必要な操作があったら教えていただけませんか。
>マカニトさん
はい、特に問題なく動いてます。tbbはメモリパッチ機能にしか使わないので、全部動かなくなるというのはちょっと不可解です。SSE Engine Fixesはver5.0以降にAddress Library for SKSE Pluginが必須になってるので以下の記事を確認してみてください。https://tktk1.net/skyrim/introducemod/sse-engine-fixes/
SSE Engine Fixesのtbb.dllとtbbmalloc.dllを
このMODのファイルで上書きした場合、
SSE Engine Fixesが全く機能していません
(その分高速にはなる)が、こちらの環境では
何の問題も無く全ての機能が動作しているのでしょうか?
SSE Engine Fixesの最新版が出る度に確認していますが、
何れもこのMODのファイルで上書きすると、
正常に動作していません(機能していません)